「見失った羊を見つけたので、いっしょに喜んでください。」
ルカによる福音書15章6節
これは、イエスさまが話された「見失った羊のたとえ」の一節です。
羊飼いには、百匹の羊がいました。そのうちの一匹がいなくなってしまったとき、羊飼いは「九十九匹もいるから、一匹くらい大丈夫」とは考えませんでした。その一匹を心配して、見つかるまで探しに行きました。そして、とうとう見つけると、羊を肩に担いで帰り、友だちや近所の人に、「いっしょに喜んでください」と伝えたのです。
このお話でイエスさまが教えてくださったのは、神さまにとって、ひとりひとりが大切な存在だということです。
迷子になった羊は、自分がどこにいるのかわからなくなってしまった私たちの心を表しているのかもしれません。寂しくなったり、不安になったり、失敗して元気がなくなったりすることもあります。でも、そんなときにも神さまは私たちを忘れず、探し、見つけ、喜んで迎えてくださいます。
幼稚園では、お友だちが困っていたり、ひとりで寂しそうにしていたりすることがあったら、「だいじょうぶ?」と声をかけることもできます。それは、見つけてもらった喜びを、今度は私たちが誰かに分けてあげることです。
一人の子どもが安心し、笑顔を取り戻すことは、みんなにとって大きな喜びです。二学期も、神さまに見守られながら、互いを大切にし、喜び合う毎日を過ごしていきたいと思います。
園長・牧師 佐野真也
聖書のことば 2026年9月

