「わたしは良い羊飼いである。」(ヨハネによる福音書10章14節)
私たちにはあまりなじみのない、羊と羊飼いについて、お話したいと思います。イエス様が生きたパレスチナの厳しい荒野で、弱い動物と言われている羊が生きることができるのは、いつも羊に付き添っている羊飼いがいるからです。
そこで、聖書には、羊飼いが多く出てきます。例えば、旧約聖書に登場するヤコブやモーセやダビデも羊飼いでした。また、「詩篇」を読むと、古代から神様が羊飼いに例えられています。
そして、新約聖書のこの箇所で、イエス様がご自分を「良い羊飼いである」と言うとき、イエス様は神様と、神様を信じる人との関係について語っているのです。
私たちも、一人一人は小さく弱い人間です。シオン幼稚園のマークの子羊は、ひとつにはそのことを表しています。
しかし、そのような私たち一人一人を神様がいつも見守ってくださいます。「こっちにいったらいいよ」と導いてくださいます。その神様を信頼する子どもになっていくことが子羊のマークによってあらわされているもうひとつのことです。
新しい年度が始まりました。一日一日を、みなさんといっしょに、神様に守られていることを知りつつ、歩みたいと思います。
園長・牧師 佐野真也
コメントを残す