さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか。

ルカによる福音書2章15節

最初のクリスマスの夜です。野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた羊飼いたちに天使が現れて、「わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである」と告げました。

その告げ知らせを聞いた羊飼いたちは、すぐに思い立ちます。「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか。」

そして羊飼いたちは天使の告げ知らせの通り、ベツレヘムで救い主の誕生を見て、神を賛美しながら元の場所に帰っていきます。

これらの聖書の箇所は、クリスマスの場面を記した有名な物語です。

注目したいのは、「大きな喜びを告げる」「主が知らせてくださった」との表現です。「告げる」は、日本でも人気のあるアニメ「エヴァンゲリオン」の言葉と関連している用語で、「福音を伝える」がもともとの意味です。それが羊飼いたちに知らされた。

「大きな喜び」であるクリスマスの出来事が、福音であるというのです。

福音とは、グッド・ニュース、良い知らせです。

私たちも、良い知らせを聞いたら、喜びつつ、その知らせに向って動き出し、見に行くひとりひとりになりたいと思います。

園長牧師 佐野真也

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