主において常に喜びなさい。重ねて言います。喜びなさい。
フィリピの信徒への手紙4章4節
私たち人間は、非常に複雑な感情を持っています。「常に喜んで」いることなんて決してできません。では、聖書は私たちに無理を強制しているのでしょうか？
今月の聖句をよく読んでみると、「常に喜んでいなさい」の前には、「主において」と言われています。その後には、「主はすぐ近くにおられます」と記されています。さらに、「神に打ち明けなさい」とも言っています。
私たちが自分の力ではどうにもできないことがあった時にも、イエス様は、全てを知ってくださり、私たちの近くにいて慰めを与えてくださる。したがって、「常に喜ぶ」とは、自分ひとりの頑張りや強い信念によるのではなく、無条件でイエス様が私たちをより良い方向へ導いてくださると、この聖句を書いたパウロは考えています。 しかし、この世の中には、素直に「喜ぶ」ことができないことが数多くあります。子どもたちの笑顔が失われることがない社会の実現を心から願います。シオン幼稚園は、キリスト教保育を通して9月の聖句を、子どもたちとともに実践する園としてこの秋も歩んでいきたいと思います。
