その家に入ったら、『平和があるように』と挨拶しなさい。

マタイによる福音書10章12節

 イエス様が「平和があるように」と言ったことばは「シャローム」というヘブライ語です。イスラエルの挨拶の言葉で、朝、昼、夜、どんなときにも使える言葉です。「神の平和があなたにありますように」あるいは「あなたの生活が健やかでありますように」という意味があります。

 この「シャローム」は、旧約聖書では「平和」「調和」を意味する言葉です。聖書における平和が単に戦争がない状態であること以上に、ものごとが本来あるべき状態に戻ることなのです。それは、子どもたち一人ひとりが人としての尊厳を認められて生きていくことができる状態に回復される、そのようなあるべき姿が「シャローム」なのです。

 日本では富田林市での子どもの放置の事件、安倍元首相が凶弾に倒れた事件、世界に目を向けると、ウクライナでの戦闘状態、紛争でシリアから避難した500万人を超える子どもや大人。大切なひとの命が軽く扱われる出来事がたくさんあります。

 シオン幼稚園の子どもたちが、相手の幸せを願う「シャローム」という言葉を語ることによって、この世界が神様の望まれる世界へと少しでも回復されることを願っています。

園長牧師 佐野真也

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