神はお造りになったすべてのものをご覧になった。見よ、それは極めて良かった。
創世記1章31節
天地の創造の６日目の出来事です。今月の聖句は、一連の創造の業を成し遂げた神のまとめの言葉として聖書が記す特別な句です。
後半の「見よ」とは注目を促す言葉です。そして、「それは」とは「神が造られたもののすべて」です。
これまでの創造の出来事では、２日目を除いて日毎に「神は、良しとされた」という表現があり、この６日目は「極めて良かった」という表現で締められています。創造における神の感動と満足が伝わってきます。
もちろん、これは誰かがこの時の様子を観察して書いた科学的な言葉ではありません。その後に続く文章も含めてすべて神を信じる信仰をもって記された救いと希望を示す言葉です。
紛争や戦争のために世界が今どんなに暗く、また、わたしたちの現実がどんなに混沌としていても、それらを突き抜けて到来する光と言葉と働きがあります。そのことを信じるところに私たちの平安があります。「それを見よ」という神の言葉を信じて、お互いを大切にしつつ歩んで行きましょう。それが今月の聖句のメッセージです。
