主はわたしたちを造られた。
詩編100編3節
詩編100編の小見出しには「賛歌。感謝のために。」と書かれています。すなわちこの詩編は神に感謝の賛美をささげる歌です。そして、3節の全体は、その神とはどのような方かを知るように求められます。
「知れ、主こそ神であると。
主はわたしたちを造られた。
わたしたちは主のもの、その民、主に養われる羊の群れ。」
初めに知ることは、主と呼ばれる方こそ本当の神だ、ということです。それに続いて、主の創造のわざが挙げて「主はわたしたちを造られた」、主が私たちの造り主である、と知るように呼びかけます。
そして、私たちは主に造られたので「わたしたちたちは主のもの」、と展開します。私たちが「主に養われる羊の群れ」だということです。主は私たちの生命に心を砕き、愛を注ぎ、正しい道へと導いてくださる、羊の群れを養い導く羊飼いのように。
「主のもの」というとき、主が私たちに責任をもって関わり、大切にしてくださっている、ということが告げられているのです。
主が私たちの羊飼いとなってくださるから、私たちを造られた主こそ神だと告白することができます。主に仕えることは、羊飼いである主に従い、主に養われつつ、主に応えることです。誰よりも私たちを愛してくださる主だからこそ、私たちは「主こそ神である」ことを知り、主に感謝の賛美の歌をささげるのです。
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